栃木・益子の地で作陶を続ける久保田 由貴さん。
久保田さんの作品は、土と釉薬の関係性を丁寧に見つめ、何度も試行錯誤を重ねる中で生まれています。
益子の土がもつ豊かな表情を引き出しながら、独自の調合による釉薬が柔らかな器面に溶け合い、美しい色彩のグラデーションを描き出します。
フォルムはどこか素朴でありながら洗練されており、存在感があります。
大胆な造形の中に、細部への繊細なこだわりが宿るその佇まいには、日々の生活に寄り添いながらも、確かな個性を感じさせる魅力があります。
花器は、そんな久保田さんの美意識が静かに息づく一品。
一輪の草花を受け止める佇まいには、静けさと力強さが同居し、何も活けていないときでさえ、空間に詩的な余白をもたらします。
釉薬のにじみや揺らぎが、光の当たり方や時間の流れによって異なる表情を見せ、暮らしの中に豊かな気配を添えてくれます。
使うたびに、見るたびに、新たな美しさと出会える花器です。
※手作業での作品の為、サイズ、色味や表情に個体差がございます。
※光の加減や、ブラウザによって色味などが違って見える場合がございます。
※掲載作品をお届けします。(No.47-B)
-SPEC-
Artist:久保田 由貴
サイズ | 約φ150mm×H125mm |
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材質 | Ceramic |
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生産地 | Made in japan _ Tochigi-Mashiko |
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お取扱いについて | お水を入れてご使用いただけます |
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- 久保田 由貴 -
神奈川県横浜生まれ
2014年 栃木県窯業技術センター修了後、鈴木稔氏に師事
2016年 額賀章夫氏に師事
2017年 栃木県益子町に築窯独立